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リノベコラム

2026/03/30 2026/03/30

【ジャパンディ】和モダンとの違いは?家具を置く前に知っておきたい空間づくりのヒント

こんにちは!兵庫県神戸市垂水区・西区を中心に、地域密着でリフォームやリノベーションを手掛ける株式会社Zeal(ジール)です。

最近、InstagramなどのSNSで「ジャパンディ(Japandi)」という言葉や、洗練されたお部屋の画像を目にする方も多いのではないでしょうか。

憧れる一方で、「自分の家でどう実現すればいいの?」「どんな素材を選べば正解?」と悩んでしまう方もいらっしゃると思います。

今回は、これからリフォームやリノベーションを検討されている方に向けて、ジャパンディのリアルな作り方から、絶対に知っておきたい照明やコンセントの落とし穴、そして家づくりで忘れてはいけない本当の防犯対策まで、プロの目線で徹底解説します。

そもそも「ジャパンディ」とは?「和モダン」と、どう違う?

最近のリフォーム現場では、「ジャパンディにしてください」と直接言葉で指定されるよりも、30代から40代半ばくらいの若いお客様を中心に「グレージュ系やグレーベージュのような柔らかい色でまとめたい」と画像を持参されるケースが実は数年前から増えています。

結果として、それがジャパンディのテイストを求めていることが多いのです。

実はこのジャパンディというスタイルは、海外から見た日本のテイストと思われます。

和の要素が入るという意味では、昔からある「和モダン」と似ている気がしますが、実は決定的な違いがあります。

現場で数多くのお客様の要望を聞いてきたZealの代表は、両者の違いについて次のように指摘します。

「和モダンとジャパンディは、方向性が全く異なります。具体的には以下のような違いがあります」

【和モダン】

・日本人が昔から知っている伝統的なデザイン
・無垢のオークやタモ、栗などのフローリングを使用
・畳や障子など「本物の和の素材」を活かす
・漆塗りの赤や金、黒など、素材ありきで色が入ることもある

【ジャパンディ】

・「外国の人から見た日本の要素」を洋風の空間に組み込んだイメージ
・ベースはあくまで洋風で、色味を抑えた赤みのない建具を使用
・木材は白っぽく色が入ったものや、墨のような黒っぽい柱を合わせる
・縦格子(ルーバー)を多く取り入れる

空間のベース作りと、色使い・素材など

色使いのコツを大公開!

床・壁・天井などの空間のベースを作る際、一番のポイントは「色のトーン(色調)を合わせること」です。

空間の色使いを成功させるコツは以下の通りです。

■ベースカラー
木材を使う場合も、赤みのある木は避ける

■アクセントカラー
くすんだペールグリーン、テラコッタ(オレンジ系)、ライトグレーなどを少しだけ入れる

■NGカラー
ガツッとした濃い色は避ける

具体的に「これを使えば間違いない!」というおすすめについて、実際にZealの現場でも採用されている建材をご紹介します。

最近は各メーカーもジャパンディを意識した新色を出していますが、特に最近のパナソニックの建材は、ジャパンディにも組み合わせやすいです。

メーカー・品番 特徴 現場のリアルな評価
パナソニック グレージュオーク柄(FV) ベースに最適 空間全体のベースカラーとして最も使いやすく、間違いのない選択です。
パナソニック ラピスグレー柄(LV) 馴染みやすさ 石灰石のような質感の抽象柄で、壁紙(クロス)とも馴染みやすく上品に仕上がります。
パナソニック ペールグリーンオーク柄(MV) アクセント オークにほんのりグリーンが入った優しい色合いで、空間のアクセントとして少し足すのにおすすめです。

Panasonic カラーの一覧

■現場での鉄板の組み合わせ方
ベースに「グレージュオーク柄」を使い、そこに「ペールグリーンオーク柄」をアクセントとして少し足す方法です。

ただし、メーカーの既製品だけで空間をまとめると、表面がツルッとしていて綺麗に仕上がりすぎてしまう可能性があります。

だからこそ、リフォームの際は天然の木材や大理石、石柄のしっかり出ているタイルなどを一部に組み合わせることで、空間に深みが出ます。

造作家具とキッチン空間でジャパンディの雰囲気を高める

ジャパンディの雰囲気をさらに高めるためには、リビング周りや洗面台の造作(オーダーメイド)が効果的です。

具体的な工夫のポイントは以下の通りです。

■曲線の活用
R(曲線)を使ったデザインにし、カウンターや壁の角を丸くする

■縦格子の配置
リビングの一部の壁などに縦格子(ルーバー)を取り入れる

■家具の選定
リーン・ロゼのようなコロンとした丸みのあるソファを置く

また、生活感が出やすいキッチン空間の構成にもテクニックがあります。

現場を指揮する社長によれば、今後のトレンドを含めて次のような工夫ができると言います。

「基本はマットでくすんだ色合いを選ぶことですが、2026年からは逆にUV塗装でピカピカに仕上げたものもトレンドとして出てくると言われています。
マットな空間の中に、あえてそういうツヤのある素材を持ってきてリズムをつけるという上級テクニックも今後増えてくるでしょう」

現場での実践的な工夫としては、キッチンの壁面に縦リブのグレージュの細いタイルを貼って質感をプラスするのも効果的です。

照明選びのポイント

照明は「照度」より「陰影」を

天井の真ん中にドカンと大きなシーリングライトをつけてしまうと、ジャパンディの雰囲気は台無しになってしまいます。

理想的な照明計画のポイントは以下の3点です。

・「明るさ(照度)」よりも「光と影(陰影)」を楽しむ
・天井のフラットなダウンライトは最低限に抑える
・スタンドやフロアライトで高低差をつける

最近の高級家具ショールームなどでは、大きな丸いペンダントライトを床から1500mmといった低い位置に吊るしています。

また、照明を部屋のど真ん中ではなく、L字ソファの横などわざとセンターをずらして配置する「遊び」も重要になってきます。

陥りがちな落とし穴

間接照明やフロアライトを増やそうとするとコンセントが必要になりますが、スイッチやコンセントが丸見えになってしまうと、せっかくの洗練された雰囲気が一気に崩れてしまいます。

見えにくい位置に隠して配置するなどの綿密な計画が必須です。

また、ホテルライクのようなライン照明は、ジャパンディの空間とは少し違う印象をもたらします。

部屋の角や植物をスポットで照らすような、柔らかい間接照明がおすすめです。

絶対やってはいけないNG行動と、予算の掛け方

ジャパンディな空間を目指す上で、これだけは絶対にやってはいけないNG行動は「色を使いすぎること」です。

ジャパンディはあくまで色数を抑え、本物の突板など素材感を活かすスタイルです。

予算の賢い掛け方については、以下の点を意識してください。

■トータルバランス重視
どこか1箇所に全振りするのではなく、「全体の色味を整えること」に予算をかける
■建具と床の統一
建具や床の色をグレージュなどで合わせる
■手持ち家具の見直し
お手持ちの家具(特に赤みの強い木目)が空間から浮かないか確認し、必要なら家具の新調に予算を割く

リフォームはトータルバランスで考えることが何より大切です。

まとめ:ジャパンディと安心の家づくりを成功させるために

今回のポイントをまとめました。

  • 空間のベース(色)
    色のトーンを合わせ、赤みのない木材(パナソニックのグレージュオーク柄など)を選ぶ。
  • 造作・家具の工夫
    縦格子を取り入れたり、R(曲線)を活かして角をなくす。ソファは丸みのあるデザインを選ぶ。
  • 照明計画
    照度より「陰影」を重視。照明を低く吊るし、センターをずらす。コンセントは隠して配置する。
  • 予算の掛け方
    全体のトータルバランス(床・壁・建具・家具の色合わせ)を整えることに予算を使う。

ジャパンディの空間作りは、色味の統一や照明の配置、家具のセレクトまで、全体をイメージして計画することが大切です。

さらに、デザインだけでなく、空間の洗練された雰囲気を崩さないよう、スイッチやコンセントを見えにくい位置に隠すといった「細やかなディテール」までしっかり計画しておく必要があります。

「理想のイメージはあるけれど、自分たちの家でどう実現すればいいか分からない」と不安に思われる方も多いと思います。

だからこそ、リフォームの際は、家づくりのプロであるZealに一度ご相談ください。