2026/02/18 2026/02/26
ダイナミックな空間を住まいへ 鉄骨造リノベーション
■ 建物概要とコンセプト
もともとは、重量鉄骨造の食品加工場として使用されていた建物。
その建物を、住宅としてリノベーションさせていただきました。
用途を大きく転換し、
• 1階:駐車スペース・玄関・貸店舗
• 2階:LDKと水廻り
• 3階:寝室と事務所スペース
という構成へと変わっています。
鉄骨造ならではのダイナミックな空間スケールを活かしながら、住まいとしての快適性や断熱性、採光計画を整えていきました。
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■ 床フローリング
床材には、永大産業のコンカーボシリーズを採用。
幅450㎜の大判サイズで、石目柄やモルタル柄など、タイルのような質感が特徴です。
無機質になりすぎず、木製家具とも自然に調和し、空間全体を上質にまとめてくれます。
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■ キッチンまわりの造作
キッチンはPanasonic製をベースに、周辺を造作で一体的にデザインしました。
カウンターや家電収納まわりの壁面にはメラミン樹脂化粧合板を使用し、グレートーンで統一。
ダイニング側にはプッシュオープン式の片開き扉を設け、掃除機が収納できるスペースを確保しています。
扉を閉じると壁面と一体化し、生活感を抑えたすっきりとした印象に仕上げました。
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■ 窓計画と採光
窓はすべて新設し、Low-Eペアガラス(ガス入り)を採用。
断熱性能を高めながら、大きな縦滑り出し窓を連続して配置することで空間にリズムを生み出しました。
さらに各所にハイサイドライトを設け、上部から自然光を取り入れる計画に。
プライバシーを守りながら、やわらかな光が室内全体へ広がります。
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■ 間接照明の工夫
リビングには間接照明を取り入れています。
一般的な横方向ではなく、縦方向に光を当てることで、壁面にアクセントを演出。
鉄骨造のシャープさと調和する、印象的な光の表情をつくり出しています。
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■ 3階洋室の天窓
もともと勾配天井だった3階の洋室には、その形状を活かして勾配部分に天窓を新設しました。
上から差し込む自然光が天井ラインを美しく引き立て雰囲気のある空間へと変化しています。
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用途変更という大きなテーマの中で、
構造の特性を活かしながら、素材・光・収納計画を丁寧に積み重ねた今回のリノベーション。
既存建物の可能性を最大限に引き出した住まいとなりました。
