2025/01/27 2025/01/22
理想のキッチンへ近づくための第一歩 ~床編~
いつも時代もキッチンは要望の絶えない場所の一つです。
そこで一言では語れない〈キッチン〉について考えていきたいと思います。
キッチン本体はもちろん、配置や周辺の家具にまでこだわりがあって悩まれる方も多いのではないでしょうか。
しかしキッチンを構成する要素はそれだけに留まりません!
床・天井・壁などの素材や照明などのコーディネートも重要になってきます。
ではまず今回はキッチンの〈床〉にスポットを当ててみます。
清掃性は欠かせない!お勧めの床
フロアタイル
フロアタイルとはポリ塩化ビニル(PVC/塩ビ)素材で作られた床材のことです。
木目調や石目調のものなどデザインが豊富で質感も本物そっくりです。
実際のフロアタイルはこんな感じです。
厚みは2.5㎜~3.2㎜のものが一般的で、大きさは30㎝角から45㎝角の正方形や長方形、
多角形などのバリエーションも豊富で配置も自由です。
同じ素材の代表的なものに安価で施工性の良いクッションフロアがありますが、
耐久性が低いため耐用年数が劣ります。
また、硬いポリ塩化ビニルでできているので、重いものを置いてもへこみにくく衝撃や摩擦にも強く傷つきにくいのです。
清掃性・耐久性・リアルな質感と豊富なデザイン・そしてコストパフォーマンスも兼ね備えたフロアタイル
だからこそ、水廻りはもちろんオフィスや店舗、玄関先などにもよく使われています。
私たちはウォークインクローゼットにもお勧めしています。
タイル
圧倒的な質感を求めるなら陶磁器やセラミックなどで作られるタイルはいかがでしょうか。
フローリングと違いワックスがけが不要で水濡れにも日焼けにも強いです。
たわしや強力な洗剤、スチームクリーナーも使えてしまうので油を使うキッチンにもってこいですよ。
耐久性があり、衝撃にも強い。掃除もしやすい。そしておしゃれですよね!
タイル貼の床はひんやりしていて夏は気持ちよく過ごすことができます。
ただし冬は冷えやすいのでキッチンでの立ち仕事を考えると床暖房も考慮しておくと良いかもしれません。
またタイル自体に遮音性がないためマンションなどでは下の階に足音などが響きやすいと点もありますので、
専用の下地材を使うと防音対策になります。
私たちは熱に強いタイルをキッチンの壁にもお勧めしています。
床見切りを見落とさないで!
私の中では野暮ったいイメージのあった床見切り、今は違うんです。
床見切りに目を向けてみましょう!
床見切りでおしゃれを作る!
床見切りとは廊下と洗面室やトイレの境目、リビングとその隣の個室の境目、リビングの中にある畳コーナーの四方などに細い部材が入っている
仕上げ材同士のつなぎ目部分や端部に設ける部材のこと。異なる床仕上げ材をつなげる際に使うものです。
仕上げ材の厚みの違いによって出るわずかな段差を解消したり、端部を保護する役割があります。
素材も様々で、アルミ・ステンレス・真鍮・木製などがあります。
床見切り一つで印象が全く変わりますので実例を少しご紹介します。
リフォームされる際に皆様の参考になればと思います!